「治ったんじゃないか?」の話
前回は「体に異変が」の話をしましたが、今回はその続きで「治ったんじゃないか?」という話を書きたいと思います。
前回は、急に足の親指に激痛が走り、たまらず病院に行ったら「痛風」と診断されたところまで書きました。
そちらでも書きましたが、「痛風」の恐ろしいところは、治ったわけでもないのに1週間位で痛みが消失するところです。
痛みがなくなっても病気が改善しているわけではなく、その間も症状が進行しているんです。
しかし、そうとは知らずに生活習慣や食習慣を改善するために頑張ることをしませんでした。
そもそも「糖尿病」と「高血圧症」がわかった段階で、すぐに生活習慣と食生活を大幅に改善しなくてはいけなかったのです。
ところが「そのうち頑張ればいいや」と先送りしていました。
それらの病気が他の病気を誘発して、体が正常に戻らなくなるほどまでひどくなるなんて思ってもいませんでした。
「痛風」の症状が出ているときはとにかく痛いので、お医者様の指示通りに真面目に薬を飲んでいました。
この時処方された薬は痛風発作治療薬の「ナプロキセン」というものと、尿酸排泄促進薬の「ユリス」という薬でした。
その後痛風発作が小康状態に入ってからは尿酸生成抑制薬の「フェブキスタット」という薬を処方されました。もちろんまたあの激痛がきたら嫌なので、まじめに処方された薬を飲みました。
前回のブログでも書きましたが、「痛風」は他の病気を誘発することがある点が非常に恐ろしい病気です。
特に腎臓病を悪化させる大きな要因の一つにもなるため、とにかく正しく治療して正しい生活習慣・食習慣にすぐに改善しなくてはいけないのです。
ただそれを自分はしませんでしたので、今の状態になっています。もし即座に大幅な改善ができていれば今はもう少しましな状況だったかもしれませんので、本当に反省すべきだと自分でも思っています。
皆様には反面教師としてとにかくすぐに改善して頂きたいと切に思います。
さて「痛風発作」は治まってきたものの、「糖尿病」と「高血圧症」の治療はサボり続けていたこの時の状況を、詳しくお話したいと思います。
まず「糖尿病」の状態ですが「HBA1c」(この数値については「糖尿病について」をご覧ください)の値は8.0%位でした。
ちなみに6.0%だと「要検査レベル」で6.5%だと「糖尿病」と判定される数値なので、8.0%といったら相当悪い数値です。
次に「高血圧症」の数値ですが、この時の血圧は上が170で下が120位でした。
測るときの状態(空腹時や場所等)にもよりますが、上は140、下は90位だと高血圧症の可能性が高いという診断を受けますので、上170の下120は相当に高い数値ということになります。
「高血圧」については、「高血圧症について」の記事もご覧ください。
そして「痛風」の数値ですが、「尿酸値」が10.5でした。
「尿酸値」とは何かは以下をご覧ください。
「糖尿病」「高血圧」「痛風」これらは生活習慣病の代表格ですが「これらの病気は、現代病だからかかっても仕方がない」とどこかで甘く考えていました。
それよりも、「禁煙をしたので体への気づかいはちゃんとしている」とどこかで思っていたと思います。
しかも禁煙をしてからというものご飯がおいしく感じられて、それまで以上に食欲を抑えられなくなっていました。
本来、年齢を経るごとに食べる量は減らさなくてはいけません。
若い時と同じように食べたいものを食べたいだけ摂取していたら、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回って太りますし、太ったら生活習慣病まっしぐらです。
「痛風」ですが、前の記事でも書きましたが恐ろしいのは周期的に痛みが治まることです。
私も、いったん激痛がなくなったので、薬が効いて病気が良くなったと勘違いしてしまいました。
しかし実際は病気が進行していたのです。
特に「腎臓病」がじわじわと進行していることにこの時は気づいていませんでした。
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最近地震が増えてきているので自分も備えたいと思っています