「体に異変が」の話
前回は「健康診断の数値に異変」の話をしましたが、今回はその続きで「体に異変が」という話をしたいと思います。
実は前回のブログで書いていないことがあります。
前回のブログでは、健康診断の「要再検査」を受け、病院で検査して「糖尿病」と「高血圧」の診断を受け、投薬治療となった。というところまで書きました。
実はそのあとの続きがありまして、通院を勝手にやめてしまったんです。
投薬治療中は食生活の改善には消極的で、好きなものを好きなだけ食べるという生活を改めず、たまに気が向くと少し食べる量を減らしたり野菜を多めにとることで、自己満足をしていました。
そして「糖尿病」と「高血圧」の薬を飲み続けて1年ほどたったころ、病院への通院がおっくうになり、痛みなども特に感じないこともあり、勝手に通院をやめてしまったのでした。
通院をやめたので薬も飲まなくなってしまい、運動も全然しないし食生活も改めない。そんな生活を続けていたある日、それは訪れました。
2018年の7月のことです。体にある異変が起きました。
左足の親指の付け根に激痛が走ったのです。たまらず整形外科に行ったところ「痛風」と診断されました。
痛風は「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧」「心疾患」「脳血管疾患」を誘因するため、それらの病気が腎臓の病気を悪化させることもあります。
さらに腎臓に結晶化した尿酸がたまることで、腎臓の機能が低下していき「慢性腎不全」に陥ることもあります。
つまり、
①腎臓が尿酸を排出させることができず「痛風」になる
➁痛風が他の病気を引き起こしてさらに腎臓が悪くなる
③腎臓にも結晶が増えるため腎臓の機能が悪化する
④腎臓が悪化することでさらに尿酸が排出できなくなる
・・・①~④の始まりは人により違いがありますが、①から④を何度もループして、どんどん悪くなっていくという恐ろしいスパイラルが起きます。
では私に痛風の症状が出たときの状況を詳しくお話したいと思います。
ある夜のことです。左足親指の付け根に違和感と鈍痛が出ました。「なんだろうな?」と思いつつ就寝しました。
翌朝起きると、足の裏を床につけるだけで親指の付け根に激痛が走りました。あまりの激痛に普通に立つことすらままなりません。
靴下を履こうにもちょっと触れただけで激痛が襲います。当然靴など履けるわけもなく、結局その日は仕事を休むことにして、なんとか病院にいきました。
そこではじめて「痛風」という病名を聞きました。もちろん言葉としての「痛風」は聞いたことがありましたが、自分がその痛風になるなんて全く思っていませんでしたので「それって治る病気なのかな?」など戸惑いました。
治療のメインは投薬治療でした。痛みを抑える痛風発作治療薬を3日分処方され、その後1週間分の尿酸降下薬を処方されました。
その後は一般的な痛風の症状通り、約1週間で痛みが消えました。痛みが消えたので薬で痛風が治まったのだと思いました。
「痛風」は激痛を伴う「痛風発作」が恐ろしいと思われがちですが、本当に恐ろしいのは、痛風が治ったわけでもないのに痛みがなくなることだと言われています。
激痛がなくなっていくので病気が治ったような錯覚をしてしまうんです。
実際に私も1週間ほどで痛みがなくなったので、薬が効いて病気がよくなったと安堵しました。
しかし実際はその間にも徐々に体や内臓がむしばまれていたのでした。
この後、痛風が再発しますが、それは次の「治ったんじゃないか?」の話で書いていきたいと思います。
そしてこの時の自分に何かいえるとしたら「薬を飲んで痛みがなくなったからといって病気が治ったわけじゃないからね。高血圧と糖尿病の通院も早く再開しなさい!」と言いたいです。
この時の自分は、痛風の痛みがなくなったので、生活習慣や食生活を改めることをしませんでした。そして「糖尿病」と「高血圧」の治療も真剣に行っていませんでした。
そのため腎臓に負担がかかっていくのですが、この時の自分はそんなことには全然気づきませんでした。
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