「糖尿病」について
前回は「高血圧」についてを書きましたが、今回は「糖尿病」について書きたいと思います。
「高血圧」と同様「糖尿病」も「慢性腎臓病」とは密接な関係があります。
きっと多くの人が知っているであろう「糖尿病」ですが、一体どんな病気なのでしょうか。
「健康診断の数値に異変の話」でも書きますが、私の健康診断の結果に「要再検査」という文字が記載されていました。
その「要再検査」の項目が「血糖値」でした。
「血糖値」という言葉はよく聞くものの、その時はそもそも「血糖値」が何なのかよくわかっていませんでした。そこで調べてみたところ次のような記述がありました。
うーん・・・よくわかりません。
もう少し調べてみました。
炭水化物などを食べるとブトウ糖になり、それが血液に入るので、食後は血液中のブトウ糖の濃度が変わる。とのことです。ちなみにこのブドウ糖は主に体を動かすためのエネルギーになります。
エネルギーがいっぱいで良いんじゃないか?と思ったのですが、やはり過剰にエネルギーがあってもしょうがないですし、血糖値の高い状態がずっと続くと、脳や心臓をはじめとする臓器や眼・神経といった体の様々なところに良くない作用を引き起こしてしまうんだそうです。
健康な体の人は、そうならないように膵臓から「インスリン」という血糖値を下げるホルモンが出て調整をしてくれます。
ということで、健康な人が生きて活動するためにはエネルギーが必要で、そのためには食事をする必要があり、食事をすると血糖があがるけど「インスリン」が分泌されるので正常な血糖値に戻っているのだということがわかりました。
ちなみにインスリンが正常に効いてくれなくなる原因には「運動不足」「肥満」「ストレス過多」や「血糖値を急激に上げる食べ物(白いパン・白米・麺など)ばかり食べること」「遺伝的要因」などがあるそうです。
「ぎくっ」当時の自分には耳が痛いことばかりですが、その時は「まあそのうちダイエットでもしようかな」と先送りにするばかりでした。
ちなみに健康な人は、食前の血糖値が70~110mg/dl位で、食後に140mg/dl位まで上昇し、2時間ほど経過すると70~110mg/dl位に戻るというのが一般的なようです。
では問題になる血糖値はどれくらいなのかというと、空腹時で126mg/dl以上、食後で200mg/dl以上だと糖尿病と診断される可能性が高くなります。
健康診断は一般的に空腹時に測りますので、健康診断の結果で126mg/dl以上が出たら問題ありの可能性が高いということになりますね。
「血糖値」の他に「糖尿病」の診断で重要な項目があります。
それが「HbA1c(ヘモグロビン エー ワンシー)」です。
血糖の状態を調べる値には、空腹時の血糖値、食後の血糖値の他に「HbA1c」という値があります。
いわゆる「血糖値」は採決した時の瞬間の値であるのに対して、「HbA1c」は、過去1~2カ月間の平均的な血糖レベルがわかる値です。
「Hb(ヘモグロビン)」は、赤血球の酸素を運搬している成分で、この「HP(ヘモグロビン)」が血液中のブドウ糖と結合して変化したものが「HbA1c」です。
血液中の糖が多く、高血糖である時間が長いほど「HbA1c」の量が多くなります。
なので「HbA1c」の値で、採決時だけでなく、ここ1~2か月の血糖の状態がわかるということなのです。
これが高いとより「糖尿病」と診断される可能性が高いということになりますが、値が6.5%を超えると「要治療」レベルの状態といえます。
このように「血糖値」と「HbA1c」の値などから「糖尿病」の診断を行うことになりますが、では「糖尿病」とはどんな病気なのでしょうか。
詳しくは専門の研究機関などの情報で確認できますが、簡単にいうとインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。
糖尿病になると、血管が傷つき、心臓病や腎不全といった合併症につながって、失明や足の切断といった大変な状態になってしまうこともあります。
また「1型糖尿病」や「2型糖尿病」などのように分類されて診断されます。
「2型糖尿病」の原因は、遺伝的な要素の他に、カロリーの取りすぎや、肉や脂肪の取りすぎ、運動不足などの生活習慣によるところも大きいようで、私としては思い当たるフシがありすぎて耳が痛いです。
では、当時の自分の「血糖値」と「HbA1c」の値はどれくらいだったかということですが、それについては「健康診断の数値に異変」の話で記載していきます。よろしければそちらもぜひご覧ください。
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