「あの激痛がふたたび」の話

「あの激痛がふたたび」の話

前回は「明らかな異変」という記事で、あらたな病名「心肥大」を告げられた話を書きました。

ほんの少し動いただけでおきる息苦しさは「心肥大」が原因で、ただの運動不足と太りすぎだと思っていたのは全くのお門違いだったという内容でした。

今回はそこから3か月後の秋、恐怖のアレがまたやってきたというお話です。

息苦しさがふつうではないと感じた私は病院に行き「心肥大」という病名を告げられました。
この時、治療を中断していた「糖尿病」と「高血圧症」の治療も再開しました。
なぜなら「心肥大」と「高血圧」は密接に関わっている病気で「高血圧」の治療をするのは絶対必要だったためです。

そうこうしているうちに、恐怖のアレがまたやってきました。
足に激痛が起こる「アレ」、そうです「痛風発作」がまた始まったんです。

今後の痛風発作は右足の親指の付け根でした。前回は左足の親指の付け根だったので、今度は逆の足です。
逆の足ではあるものの、場所といい痛みといい、すぐに「痛風発作」だと思い「ああ、また来た・・・」と絶望しました。
初回の「痛風発作」については「体に異変が」の話をご覧ください。

足に体重をかけると、ズキっと足の裏から上に突き抜けるような痛みが出ますが、痛み出した初めの頃から数時間はまだ何とか我慢ができる程度の痛みです。
ところが数時間位経過すると、軽く触れるだけでも激痛が走るほどになります。
その痛みは、ハンマーで打ち付けられたような痛みで、まさに激痛といえるものです。

眠っている際に布団が触れただけでも激痛にみまわれるので、満足に眠れないほどです。
当然靴を履くのも困難で、歩くことは難しい状態になりました。

「痛風」でよく聞くのが「痛風はプリン体を食べではいけない」というフレーズですが、少し誤解を受けそうな表現なので詳細を記載したいと思います。

痛風発作は「尿酸」が結晶化して関節に溜まることでおきますが、その「尿酸」のもとになっているのが「プリン体」です。
「プリン体」は細胞の核にあるため、あらゆる食品に存在し、体内でも生成されます。

「プリン体」自体は悪者ではなく必要な成分であるものの、体内に取り込む量が多すぎたり排出量が少なくて過剰になると、体内に溜まり「痛風発作」の原因になります。

「痛風」になってしまった場合は以下に注意する必要があります。

  • 肉や魚などを食べすぎない
    ⇒高たんぱくはプリン体が多い
  • 動物の内蔵を控える
    プリン体が多い
  • 油を控える
    ⇒肥満防止 ※腎臓病患者は医師の指示に従う
  • 野菜や海藻を十分摂る
    ⇒尿がアルカリ性にな尿酸の排出を助ける
  • アルコールを控える
    ⇒ビールはとくにプリン体が多い
  • 水を多く飲む
    ⇒尿量を多くする ※腎臓患者は医師の指示に従う
  • 健康食品やサプリに注意する
    ⇒DNAやローヤルゼリー等は摂らない

自分の場合はプリン体というか、食事自体の食べすぎが通風の大きな原因だったと思います。

「痛風発作」ですが前回の記事にも書いた通り、良くなっては悪くなってを繰りかえすという特徴があります。私の場合もまさにそうで、

①痛風発作が起きて激痛
↓ 1週間位痛む

➁痛みが治まる
↓ 1~2週間は痛みがない

③また痛風発作が起きて激痛
↓ 1週間位痛む

④痛みが治まる
↓ 1週間位は痛みがない

この①から④を繰り返していました。
その後、通院予定日に高熱が出たため(コロナ真っ最中の頃でした)通院を2週間ほどずらしました。
2週間後に通院すると、足のむくみを指摘されました。
担当医の先生に、他の病院から「心肥大」の診断を受けていることを伝えたところ、再度詳しく血液検査をした方が良いと勧められました。

そして詳しい血液検査の結果を見た主治医の先生から、次の言葉が告げられました。
「腎臓の数値が悪すぎます。さらに精密な検査をした方が良いので大きな病院を紹介します。
大きな病院で詳しく検査して下さい。」

そして市立病院の紹介状をもらい、指定してもらった日に精密検査に出かけました。

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