「健康診断の結果が悪化していた」の話
前回の「治ったんじゃないか?」の続きです。
前回は「痛風」を発症して激痛に苦しんだものの、薬を飲んだら痛みが消失したので、「これは薬で病気が治ったんじゃないのか?」と安心したところまで書きました。
今回はその続きです。
痛みが消失してからは、すぐにまた痛むということもなく違和感も感じなかったので「痛風って一時的なものなんだな~」と安堵していました。
なにせあの痛みはなかなかのものでしたので、二度とごめんだと思っていました。
しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。
それは2018年秋ごろのことでした。
会社で行っている定期健康診断の結果が手元に届きました。
もう「要再検査」には慣れていたので(本来慣れてはいけません)まあ「要再検査」があるだろうなとは思っていましたが、その通りいろいろとひっかかっていました。
しかも「要再検査」ではなく赤文字で「要治療」という記載でした。
当然です。だって「糖尿病」と「高血圧」の通院を勝手にやめてしまっていましたから。
健康診断結果でまず引っかかっていたのが「尿酸値」でした。
用紙に書かれていた「尿酸値」は8.0mg/dLでした。
「尿酸値」については「治ったんじゃないか?」の記事でも書いていますので、よろしければご覧ください。「尿酸値」の正常な値は、男性で3.8~7.5mg/dL(3.7~7.8位の施設も有)、女性で2.4~5.8mg/dL(2.6~5.5位の場合も有)と言われています。※施設や機関により若干異なります
激痛にみまわれた「痛風発作」の時は10でしたので、それよりはましなものの異常値ではあります。
「またあの激痛になるのは嫌だなあ」と思い、重い腰をあげて通院することにしました。
ちなみにこの時の血圧は、上が170で下が120でしたので、すぐに治療をしなくてはいけないレベルでした。
糖尿病の数値は「HbA1c」が8.0前後で、これも放置してはいけないレベルでした。
実際のところ「糖尿病」も「高血圧」も「痛風」も、何一つ治ってはいませんでした。
まずは「糖尿病」と「高血圧」の治療を再開しました。
どちらの治療も、基本的には生活習慣の改善と食習慣の改善を行ったうえで、投薬治療をしていきます。
しかし、薬はきちんと飲むものの、生活習慣の改善と食習慣の改善は、ほとんど行ってはいませんでした。
この時の私は、薬を飲むことで治療をしているという気持ちになり「運動はそのうちしようかな」「たばこをやめたらご飯がおいしすぎるから、食習慣の改善は難しいな」となどと思っていました。
しばらくはその生活を続けていましたが、生活が変化したことからまた治療をおろそかにしてしまいます。
急に職場を変わることになったのです。
生活リズムやいろいろなことが大幅に変わったことで病院に行くことが面倒になってしまったことと、薬を飲んでも改善しているのかどうか実感がなく、痛みなどもないことから、また通院をやめてしまいました。
本当はこの時、「糖尿病」と「高血圧」をとにかく悪化させないように頑張って、必死に現状維持をしなくてはいけませんでした。
しかしこの時の私は、自分の病気と体にきちんと向き合わなかったため、結果的に病気は悪化していきます。
みなさん、ここまでの話を見て頂いて「自業自得」だと思うでしょう。
今の自分もそう思います。
ただ、この時の自分は「まあなんとかなるんじゃないか」という甘い考えだったんです。
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最近地震が増えてきているので自分も備えたいと思っています