「腎不全とは」
「慢性腎臓病について」のVol.3です。
今回は「腎不全とは」を話したいと思います。
なお、記事の内容は主に私がお世話になっている病院から頂いた資料や指導に基づいて書いています。
まず私が患っている「慢性腎臓病(CKD)」は、「蛋白尿」「血尿」などの尿の異常が3カ月以上の持続・嚢胞腎などの腎形態異常または、腎機能が正常の60%未満にまで低下した状態を言います。
正常な状態の15%以下の腎機能となり、「透析」か「腎移植」が必要な危険な状態を「末期腎不全」といいます。
「腎不全」になると以下のような異常が見られるようになります。
- 浮腫み
- 高血圧
- 肺水腫 (肺に水がたまる)
- アシドーシス (体に酸がたまる)
- 高カリウム血症
- 高リン血症
- 尿毒症 (吐き気・食欲低下・嘔吐・意識障害)
- 貧血
- 低カルシウム血症
- 骨の量・質の低下
上記のような症状が見られたら腎臓の不調を疑ってください!
そして血液検査をしてください。
もしくは健康診断をチェックしてください。
※健康診断のチェック項目はこちら(現在執筆中)でも記事にしています。
なんでもなければそれで良いし、万が一腎機能に問題が出ているならとにかくすぐに対処すれば自分の未来が楽になります。
よく腎臓は「沈黙の臓器」と言われますが、症状が出ているということは病気が悪化している可能性があります。腎臓は60%まで機能が落ちても症状がほとんどないこともあるそうです。
そして、「慢性腎不全」は現在の医療では完治(正常な状態に回復)することはありません。
むしろ徐々に進行していくため、とにかく早い段階で正しい治療や生活習慣を改善することが重要です。
「腎不全」になってしまった場合の治療は以下のようなものになります。
- 原疾患の治療
⇒高血圧・糖尿病など - 生活習慣の改善
⇒適度な運動・禁煙・使用不可の薬の制限や禁止・服薬等 - 食事療法
⇒低塩分食・低たんぱく食 - 薬物療法
⇒高血圧の治療・蛋白尿を減らす治療・尿毒素を除去する療法 - 腎不全の症状に対する治療
⇒貧血の治療・骨病変の治療・高カリウム血症の治療・アシドーシス(酸血症)の治療
上のほうでも書きましたが、一度「腎不全」になってしまうと、もう正常な腎臓に戻すことはできません。
だからこそ、健康な腎臓を維持してあげて、万が一症状がでたらすぐに検査だけでもしてください。
どんな風にしたら健康な腎臓が保てるのかは「腎臓が健康だった頃の話」を参考に(?)して下さい。
現在自分は「慢性腎不全」のため「血液透析」を行っています。
そのため元気いっぱいとは言えないのですが、このHPの更新を頑張っていこうと思っています。
これからもよろしくお願いします。
—広告です—