「腎臓が元気だった頃の話」
発症までどんな生活をしていたのか、発症してから現在に至るまでの経緯や状況を時系列でお話したいと思います。
初回となる今回は、元気だったころどんな生活をしていてどんな食事をどのようにとっていたのかをお話していきたいと思います。
今回この話を書くにあたって過去を振り返ってみたら「ああ・・・それは腎臓によくないな」と痛感しました。
これから書くことは反面教師となる内容なので、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
突然ですが腎臓病にならないための食生活とはどのようなものがご存じでしょうか。
ちなみにこちらでも書いていますが「慢性腎臓病」には「原発性」と「続発性」があります。
「続発性」の腎臓病にならないためには「高血圧症」や「糖尿病」の予防も重要です。
また、腎臓病を予防する食生活と、腎臓病になってからの食生活には違いがありますので、そこは絶対間違わないようにしてくださいね。
以下は腎臓病になる前のものを書いています。
- 塩分を取りすぎない
⇒1日3~6グラムが理想
女性は7グラム、男性は8グラム以下が1日の上限目安
(ちなみにラーメンはスープを全部飲むと7グラム位) - 動物性たんぱく質を取りすぎない
⇒肉や脂っこいものは量に注意 - 心臓に良い食べ物を食べる
⇒赤身の部位の肉・皮以外の鶏肉・魚・豆・野菜・果物・無脂肪の牛乳やチーズやヨーグルト - アルカリ性食品をとる
⇒野菜・果物 - 加工食品を控える
⇒食塩が多い・リンが含まれている食品添加物多数 - コーヒーを適量で飲む ※大量はNG
⇒抗酸化作用・利尿作用 - 水分をとる
⇒脱水症状は腎臓に負担がかかる
日常生活は以下の通りです。
- 適度な運動を行う
- タバコを吸わない
- 規則正しい生活を送る
- 睡眠を充分にとる
- ストレスをためない
- 大量の飲酒をしない
長くなりましたが、これらが腎臓病にならないための食生活・日常生活です。
「じゃあ、自分はどうだったか」を反省も込めてお話します。
腎臓はもとより他の臓器も元気だった時は、食欲のままに食べていました。
好きなものを満腹になるまで好きなだけ食べて「お腹がいっぱいで苦しぃ~」という感じでした。
魚よりも肉が好きだったので、食事は肉がメインで野菜は少なめで脂っこいものが多く、塩分に気を使ったことは全くありませんでした。
一般的な1日の食事パターンはというと、朝食は抜き、ランチは外食、おやつなどの間食をし、夕飯をおなか一杯食べてさらにデザートも食べるといった感じです。
水分はあまい飲み物で摂取します。
飲酒は、週に1回4合程度を気が向くと飲む感じでした。
睡眠時間は1日4時間程度で、夜更かしして寝不足で仕事に行くこともしばしばでした。
また、若いころから約20年間喫煙もしていて、タバコをやめた後は食べるものがおいしく感じられて食欲に拍車がかかりました。
年齢を重ねても、若いころと食べる量は変わりませんでした。
それなのにほとんど運動はしません。
当然の結果として、体重は30~40㎏ほど増加しました。
たまにインターネットの掲示板で、
「我慢ばっかりして長生きしても楽しくないので、ストレスなく好きなものを好きなように食べるほうが良い」といった意見を見ることがありますが「そんな都合よく、病気にならずにぽっくりいくとか無理だよね。」と思ってみています。
そして、もし過去の自分にアドバイスできるなら
「やりたい放題好きなようにしていたら、将来その分我慢しなくてはいけなくなるよ。つらい思いをしたくないなら、少しでも節制しなさい。」と伝えたいです。
聞き入れてもらえるかどうかは自信がありません。
初回から長くなってしまいましたが、少しでも皆様の参考になればうれしいです。
次回は「健康診断の数値に異変の話」をしたいと思います。
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